直観讀みブックマーカー

 或る休日の昼下がりに、都市をぶらぶらと散歩して、何気なく古惚けた本屋に入り、ふと手にした古書を開き、その一文に天啓のようにハタと心打たれる、あの珍妙不可思議なる体験をご存じ?

 逍遙の果てに、まるで自分が百年探し求めていたような、美しき言葉と出逢う。出逢ってしまう。

 そんな偶然の、意外性の、無意識の、閃きの、浪漫の、夢のような読書のエトス(型)を、同好の紳士淑女と楽しみ、そうして出逢った言葉たちを元に本の栞(しおり)を創る高等知的遊戯を「直観讀みブックマーカー」といいます。

 本と人との新しい出逢い方。さあ、皆さん、ご一緒に、直観讀みブックマーカーしませう。

直観讀みブックマーカー主宰 陸奥賢